やーな 「近年、バレエ界にスターがいないね」と、先生仲間で話していた。
 いらっしゃるではないか。しかも、我がアヴェックグラースバレエ教師の一人、サレンコ先生の妹さんが、、、。
ヤーナ・サレンコ主演の東京シティーバレエ団50周年記念「白鳥の湖」を観てきた。アヴェックの生徒さんも多々いらしていたが、5Fまで満席。ダフ屋まで浮上。

 舞台美術、藤田嗣治
 振付    石田種生
ちょっと時代がさかのぼるのでは?という疑問をもって観ることに。

 いや、おそれいりました。
古典というもののおそろしさを痛切に感じました。(古いものが、新しい)
 そして、指揮者の大野和士はご存知のとおり世界的な指揮者。リオンでコンサートマスターをやってこられた方だ。私は、バレエ音楽をオーケストラで聴いていても、早く幕が開かないかな、とそわそわするタイプだった。ところが、昨日は、真紅の幕を見つめながら、音楽の優しさに、涙が出てくるのだ。(あー、バレエをやってって良かった。晴耕雨読に暮らせるこの世界に生きられて本当にありがたいとおもいながら)誠に見事な演奏でした。
 
 ヤーナ・サレンコの妖艶さ、テクニックの見事さ(フェッテは3回転を連発で、最後も見事に2回転で締めると言う天才ならではの技)
 王子タマズラカラはまさに王子。容姿、テクニック文句なし。走っているときに、空に浮いている気がしました。
 沖田先生は、パ・ド・トロア、ナポリで大活躍。見事な踊りと、さわやかな笑顔。(ボーイズに見せてあげたいとお姉さまたちが貯金するそうです)
 真衣先生も、可愛く的確に踊りまくり、私たちが手を振っているのが舞台から見えましたーとおっしゃっていましたよ。
 最後は、幸せに白鳥たちが娘に戻ります。そのラストを観た斜め前のご婦人は、顔を手で覆い、息を止め、目を凝視し、呆然としておりました。精神の開放を与えてくれたひとときだったのだと思います。
 スタンディングオーベーションで、拍手は10分も続いたでしょうか。

   あーーー。バレエっていいもんだーーーーーー。(サレンコ先生、私たちもヤーナさんを呼びたいでーーす)