2021年1月23日24日 メルパルクホールに於いて、第20回発表会が催された。
 コロナ下において、しかも1月上旬に緊急事態宣言が発令され、20時以降のホール使用禁止、客席数50%以下という制限がある中での開催だ。先生方もたくさんの子どもたちに触れるわけで、神経をとがらせている。私も、日々変わる情勢を追いかけながら、できるかできないかと気はもんでいた。ただ、やれることはやって、後は嵐に身を任せる船のように漂っていようと腹をくくっていた。
 23日土曜日雨24日日曜日曇天。サーモグラフィーをみんなでくぐって、発表会がやってきた。
一つスケジュールが変われば、全員の動きが変わるわけで、例年以上に複雑なスケジュールとなった。  ここに至るまで参ったことは、一つのことを動かすのに、2度3度と連絡をしないと確実に
、行われているか確信が持てないことだった。スムーズに物事が流れないのだ。よく目を光らせないと、あらゆる場面にミスが多くて危ない橋を渡っているような毎日だった。
 ジャイカに勤める生徒(今はお子さんも生徒)と話しをした時に、正にこの回答を得た気がした。「海外での、日本人の信頼度はどう?」「ダメです、先生。中国はずっと同じ人がその国で信頼関係を作っていくのに、どうせ日本人は3年ぐらいで変わるんでしょう、と言われてしまいます」というのだ。
そう、私もずっと気になっている。3,4年で変わってしまうので、分かっている人がいないのだ。
プロフェッショナルがいない。責任を持っている人が不在なのだ。
 つまり、依頼したこちらサイドが責任を持つしかないというわけだ。バレエではないところで、疲れる毎日を経験した。

 さて、発表会に話を戻したい。
第20回の発表会は、お客様は少なくとも私の心は満足感でいっぱいだった。
20年間の集大成。今までお世話になった、尾本安代先生はじめ、中島伸欣先生、そして、我がアヴェックの先生方が心を一つに、思いを一つに生徒の皆様と一丸となって、舞台を創り上げたという満足感だ。
 枝並千花さんのヴァイオリンは、芸術が人の心にこんな癒しを与えるものかを教えてくれた。
たくさんのお客様の涙を誘った。素晴らしいフィナーレを飾ってくださった。
(実は、枝並さんは、私がyoshikiのショーに行ったときに、コンサートマスターをなさっていらして、私は生徒さんのお母様だとびっくりしたのだった)新しい仲間、涼真ともさんを含め、私の周りに集まってくださった、素晴らしき仲間に乾杯!心から感謝している。


  先輩の練習をそっと覗く後輩の可愛い姿。
はっぴょうかい2323