akagi  9月21日から27日
  日本橋三越本店本館6階
     美術特選画廊で

  赤木コウジロウ展が開かれる。

 まだ、日本人がほとんどフランスに住んでいなかった1963年に彼はパリに渡った。今、フランスと取引のある企業(もちろん三越も)の社長や幹部は赤木さんのお世話になった方々がたくさんいらっしゃるはず。差別の残るパリで本当にご苦労なさったそうです。
  彼と出会ったのは、リュクサンブール公園。熱心に物を良く見ている画家がいると、印象的でした。それから街角で時々絵を描いている彼と出会い、あるパーティで一緒になった。それからバス旅行で、めったに入れない修道会で泊まるという旅行もご一緒した。
 日本に帰って来て数年が経ち、三越から招待状が届き、夜のデパートというものへ初めて出かけました。閉店してからのデパートで、こんなパーティが開かれているなど知らない私のなんと場違いだったこと。そして彼が、フランス政府買い上げ作家だったことを初めて知る。その後数度、東京都美術館でも展覧会が催された。
 実は、教室の絵は彼のもの。版画ではあるが、結構な値段である。そう思って見ると価値が違ってくる?でしょ。

日本橋へお寄りのさいはフラットお出かけください。ハセさんの知り合いと言っていただけると、ムッシュー赤木が
優しくお出迎えしてくださいます。

 本日、午前訪れてみました。
ますます、精力的に働かれ、フランス芸術文化勲章 シュバリエ、ベルタゲ賞を受賞し、フランス国民美術協会
副会長に就任なさっていました。版画の世界も変わりつつ、コピーと言う新たな分野も登場。
版画職人が泣く一方、幅広い人びとに、絵を楽しんでもらえるのではないか、という前向きな発言が。