現代のアクロバティックなバレエの原点は、シルビー・ギエムではないだろうか。
12歳で体操選手のオリンピック国内予選を通過直後、オペラ座校長クロード・ベッシーに誘われバレエの世界に踏み入った。「マドモワゼル ノン」というあだ名がつくほど、自分の意見をはっきり持っていた。
 オペラ座を電撃退団し、イギリスのロイヤルバレエ団へ移籍した時は、フランスのニュースで「国家的財産を失った」と騒がれた。マクミランに対しても、古めかしいジェスチャーや無駄なマイムをしたくないと言い放ち、衣装もひらひらした衣装は着たくないと困らせたようだ。
 彼女のアラスゴンドは「6時のポーズ」といわれるらしい。(耳の横に脚がある)
ギエムの踊りは、体操だ!とたたかれた時もあった。私は、オペラ座で彼女のマノンレスコーを観たことがあったのだが、紛れもなくマノンであった。彼女を越すマノンを観たことはない。体操選手ではなく、真の芸術家である。
 100年に1度の天才ダンサーといわれたギエム。その後、オシポワなども現われたが芸術面を含めギエムを抜くダンサーはまだいない。いつの日か、彼女を抜くスーパースターが現われる日が楽しみだ。

http://iloveballet.hatenablog.com/entry/2015/08/17/003338
 ドン・キホーテ Vばかり載っています。 パキータ 海賊 マノン見ものです。